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各診療科のご紹介

各センターのご紹介

各部局のご紹介 医療安全管理室のご紹介
 
 
部長 [Chief] 杉浦 勇 [Isamu Sugiura MD/PhD]
副部長 岩崎 年宏
医長 杉本匠
医員 鈴木弘太郎,寺部里美
研修医・内科専攻医 随時数名

  ほとんどが造血器腫瘍で患者さんの高齢化が進んでいます。治療は複雑化しており、まだまだスタッフは十分でありませんが、最大限の努力をしています。

 
第6内科 午前 杉浦 岩崎 鈴木(弘) 杉浦 岩崎
午後 杉浦 岩崎 杉本 杉浦 杉本
第7内科 午前 鈴木(弘) 寺部 鈴木(弘)
午後 鈴木(弘) 寺部 寺部

歴史
 1997年4月開設。専門医1名からスタートして徐々に体制を整え、2003年10月病棟(西病棟9階)外来(第6診)を独立させました。東三河(診療圏約80万)で唯一血液疾患に対するチーム医療を整備。

体制
 医師:専門医師3名。専攻医師2名(日本血液学会教育指定病院)。内科専攻医数名(日本内科学会教育病院)。初期研修医数名(厚生労働省初期研修病院)
 外来:平日毎日午前午後、病棟:49床(うち7床クリーン、3床重症個室)

国内・地域連携体制
 日本成人急性白血病研究グループ(JALSG)、名古屋骨髄移植グループ(NBMTG)、三河血液疾患診療ネットワーク

教育体制
 日本血液学会教育指定病院、日本がん治療認定機構教育病院

スタッフの所属学会
 日本内科学会、日本血液学会、日本輸血・細胞治療学会、日本造血器移植学会、日本リンパ網内系学会、米国血液学会(ASH)、米国臨床腫瘍学会(ASCO)、日本骨髄腫研究会

 血液は血漿と血液細胞に分けられます。血液細胞は白血球、赤血球、血小板の3種類がありますが、それぞれ一定の寿命があるために、全身の骨の中央にある骨髄と呼ばれるところで常に幹細胞から新しい細胞が産生補充されています。この血漿中には血液凝固線溶因子や免疫蛋白などが含まれます。

 血液内科はこの造血機能、造血細胞(白血球、赤血球、血小板)あるいは血液凝固線溶系、免疫系などが、それ自体の異常を原因として起こる病気を扱う専門科です。

 血液以外の多くの病気の影響でも血液の異常は起こります。その場合は原因となる病気を治すことによって血液の異常も消失するので、原因となる疾患の専門科での治療となります。

 血液は感冒、脱水あるいは日常的な体調の異常でも異常をきたすことがあります。健診などで白血球数、赤血球数、血小板数の異常を指摘された時には、まずかかりつけ医で再検をしてもらって再現性があるか確認するとよいです。

身近な病気
鉄欠乏性貧血
巨赤芽球性貧血
 (悪性貧血、胃切除後貧血)

免疫異常で起きる病気
特発性血小板減少性紫斑病
自己免疫性溶血性貧血
血栓性血小板減少性紫斑病

先天性の病気
血友病A・血友病B
フォン・ヴィルブランド病
先天性免疫不全
造血器腫瘍
急性白血病
慢性白血病
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫
骨髄異形成症候群

造血障害
再生不良性貧血

その他の造血障害
真正多血症
本態性血小板血症
*重点疾患

 インターネットの普及で情報が氾濫しています。信頼できる情報を得てください。

造血器腫瘍
国立がんセンター がん情報サービス
 (クリックすると別ウィンドウで開きます)

難病(本来は発生頻度が低く治療法が確立していない病気を示しましたが、現状に合わず誤解を招く懸念があります)
難病情報センター (クリックすると別ウィンドウで開きます)

患者団体
フェニックスクラブ (クリックすると別ウィンドウで開きます)

日本骨髄腫患者の会 (クリックすると別ウィンドウで開きます)

血液情報広場 つばさ (クリックすると別ウィンドウで開きます)


当院でこれまでに診療にあたった造血器腫瘍
種別 人数
非ホジキンリンパ腫 740
急性リンパ性白血病 60
急性骨髄性白血病 213
慢性骨髄性白血病 70
多発性骨髄腫 221
ホジキンリンパ腫 58
1,362

  SEER(米国NCI)によるアジア人での発生頻度(人口10万人当たり)

SEER(米国NCI)によるアジア人での発生頻度(人口10万人当たり)


 当院での治療成績は以下の通りです。グループとして行った結果も含みます。適格条件を満たした患者さまの治療成績を出す臨床研究の結果とは異なり、当施設のみの成績の場合には、条件の悪い患者さまも含まれるために、論文等でみる成績より悪い可能性がありますのでご承知ください。

病気名 みる 掲載日 更新日
急性骨髄性白血病(65歳未満) 準備中  
急性骨髄性白血病(65歳以上) 準備中  
急性リンパ性白血病(Ph+ALLを除く) 準備中  
慢性骨髄性白血病 準備中  
非ホジキンリンパ腫(濾胞性) 準備中  
非ホジキンリンパ腫(びまん性大細胞性) 準備中  
ホジキンリンパ腫 準備中  
多発性骨髄腫 準備中  
骨髄異形成症候群 準備中  

当科は一人ひとりの患者さんの求めに応える最善で最新の医療を提供することに努めます。このためには、

  1. 国内外を問わず最新の知識と技術の習得に常に努めます。
  2. 偏見を排して自ら事実を観察・確認して記録します。
  3. 個々の患者さんの求めを理解して最善の治療法を提示します。治療を開始する際には、予め説明のうえ納得・了解を充分にえます。
  4. 結果については常に記録・整理して第三者の評価を含めて反省改善に努めます。

1.治癒と寛解を区別して下さい。
 「寛解」は現在の検査法では悪性疾患が検出できない状態です。検出感度以下に残った腫瘍細胞が再増殖する危険(再発)があります。「治癒」は治療をやめても再発のない状態です。現在の医療技術では治癒を確認する術はありません。ただし、完全寛解に到達しない限り治癒はないと言えます。再発は予定された治療を終えて時間がたつほど危険は減りますが、再発の可能性を完全に否定できることはできません。

2.造血器腫瘍によって期待される効果が異なる。
 造血器腫瘍は、他のがんと異なり、内科的治療のみで結果的に高い確率で治癒が望めるものがありますが、治癒が望めない病気もあります。この場合でも、長期に病気のコントロールが可能で事実上天寿を全うできる場合もあります。しかし、個々の患者さんが理想通りいくかの予想判断はほとんどの場合困難です。残念ながら全く治癒が望めない病気もあります。

3.目指すべき治療の段階があります。
  1. 治癒を目指す段階
  2. 治癒は望めないが病状の安定を目指す段階
  3. 残された時間が限られ緩和を目指す段階

 病気によってはじめから治癒を目標にできない場合もあります。また、病気の経過で治癒を目標にすることを断念せざるを得ない場合があります。
 自分の病気がどの段階にあるか知る必要があります。現実を受け入れるのはつらいのですが、この事実を受け入れる心の準備ができないままに目的が異なる治療を受けると、無益だけでなく有害ともなります。その結果はご本人、ご家族、そして我々も不幸な思いをしてしまします。


  • 確立された標準的治療があれば、標準的治療を第一とします。
  • 標準的治療の成績が不十分と判断される場合には、多施設共同臨床研究に参加することがあります。
  • 再発もしくは治療抵抗性である場合で標準的対応がない場合には、臨床治験があれば積極的に参加します。
  • 大量化学療法と自己末梢血幹細胞救援療法は常時実施しています。
  • 同種幹細胞移植が必要な場合には名古屋地区の移植センターと連携してタイミングを外さずに対応します。

  • 臨床治験 対象疾患  
    JNJ 初発多発性骨髄腫 09/12/01実施中
    KRN125 再発非ホジキンリンパ腫 09/12/01実施中
    SKI606 初発慢性骨髄性白血病 09/12/01実施中
    SKI606 治療抵抗性、不対応慢性骨髄性白血病 終了

    臨床研究(介入試験) 対象疾患  
    JALSG Ph+ALL208IMA 急性リンパ性白血病 09/12/01実施中
    JALSG ALL202 急性リンパ性白血病腫 09/12/01実施中
    JALSG APL204 急性前骨髄球性白 09/12/01実施中
    JALSG APL205R 再発急性前骨髄球性白血病 09/12/01実施中
    NKTSG02 SMILE-PII 非ホジキンリンパ腫 09/12/01実施中
    C-SHOT0802 多発性骨髄腫 09/12/01実施中
    R-CHOPによるB型肝炎活性化対策 非ホジキンリンパ腫 09/12/01実施中

    悪性腫瘍が悪性腫瘍と呼ばれるには理由があります。必ずしもひとの思い通りにはいかないのです。そもそも人は生きており、いつかは死を迎えます。医学は完全ではなく、私達の能力も十分とは言えません。天寿を迎える前でも生きている限り常に最後の時を迎える可能性があります。患者さんの年齢層も上昇しています。病気そのものが予期せぬ進行をすることもありますし、別の病気が合併することもあります。治療に使用する抗がん剤は通常の病気では使用することができない毒性の強いものです。治療自体が病気より先に人の命を奪う可能性もあります。通常は1%以下ですが、治療初期の病気による臓器の異常がある場合には通常化学療法で多くて10%、同種幹細胞移植では完全寛解中でも20%近くもあります。治療レジメンは標準的なものであっても現時点でのベストであって常に改良が望まれます。こうした状況では常に不測の事態に陥る可能性があります。希望を持って治療を受けていただくしかありませんが、常にこころの準備が必要と考えます。予期せぬことが起きた場合には、ご本人、ご家族の悲しみは当然です。しかし、私達も平静ではいられません。心の傷も癒えることなく危険をはらんだ仕事を続けなければなりません。治療は年々複雑化しており、皆さんが想像しやすい化学療法、移植療法だけでなく分子標的薬、抗体療法、特殊な阻害剤などが導入されています。私ども(医師、看護師、薬剤師)は十分な注意を払って治療を行っていきますが、患者さん方も治療をよく理解して適切な治療がおこなわれるよう注意を払っていただきたいと考えます。少しでもおかしいと思うことがあれば必ず確認を行ってください。