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豊橋市は愛知県の東端にあって豊な自然と温暖な気候に恵まれた人口約38万人の中核市です。豊橋市民病院は平成8年に910床の病院として三河湾近くの現在地に新築移転し、豊橋市のみならず東三河地域(5市2町1村;地域人口約77万人)の地域拠点病院、“最後の砦”としての役割を担っています。すなわち、東三河地域で唯一の第3次救命救急センターを有し、かつ、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院(ヘリポートを敷地内に有しドクターヘリまたは防災ヘリで搬送される重症救急患者を受け入れている)であるとともにNMC、周産期医療センターも併設しています。平成22年4月の時点で当院の医師数は205名、看護師数713名、1日平均入院患者数は759人、1日平均外来患者数は2229人、年間手術件数6928件(全麻酔件数3294件)に達し、研修医のみなさんには充実した指導医のもとで質・量とともに誇り得る症例を経験していただけます。当院の卒後研修は平成5年4月より臨床研修指定病院としての実績を重ね、平成16年の新臨床研修制度発足後は臨床研修プログラムを年ごとに改善しながら16-20名の研修を迎え入れてきました。当院の初期臨床研修の最大の魅力は、見学のみの研修を極力排し、いわゆる on the job trainingを研修開始当初から推進していることにあります。このことは東三河地方が研修医の皆さんを温かく受け入れる寛大な土地柄だからこそ可能と考えています。同時に、当院は平成23年度中に臨床研修評価機能の認定を取得すべく臨床研修体制の一層の改善と診療支援ツールの整備に取り組んでいます。初期研修終了後の進路については皆さんの希望に応じていますが、各科ともに専門医取得のための後期研修プログラムを充実させていますので、引き続き当院で後期研修を続けていただければ幸いです。
豊橋市民病院の使命は、「豊橋市民病院へ行けば何とかして貰える、豊橋市民病院へ行って満足した」と言われるような病院であり続けることであり、そのためにも多くの研修医のみなさんが当院のメンバーに加わってくださることを心から願っています。
最後に、私から皆さんに著名なある先生の言葉を送って稿を終えます。
樹はいくら伸びても天までとどかない、それでも伸びよ、天を目ざして
明治21年豊橋市民病院は私立豊橋慈善病院として開院。昭和7年豊橋市へ移管され、当地方の基幹病院として地域住民の医療福祉の向上に努めてきた。平成8年5月施設の老朽化、狭隘化により新市民病院として現在地へ新築移転し、診療科26科、病床数910床(感染病床10床)を備えた総合病院として生まれ変わり、東三河の基幹病院として一般医療をはじめ救急・高度・特殊医療を安心して提供できる病院を目指している。
卒後教育の場としては、平成5年4月に臨床研修指定病院に指定されて以来、研修カリキュラムは2年間のスーパーローテイト方式を採用し、将来の進路に関わらず医師としての基盤形成の時期に、プライマリ・ケアと全人的医療に必要な診療に関する基本的な知識、技能および態度を習得することを研修目的としてきた。平成16年より新臨床研修制度においても基本研修科目(内科、外科、および救急部門)、必須科目(小児科、産婦人科、精神科および地域保健・医療)と選択科目研修期間を設けることにより、ひとりひとりの研修目的に最適な場を提供している。平成22年新臨床研修制度の改正が行われ内科、救急部門だけが必須科目となったが、基本研修科目、必須科目そして選択科目研修の構造を維持している。
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