CAREER STORY

一人ひとりの看護師が歩む
想いと成長のストーリー
命と向き合う現場で働く
看護師たちの思いとは
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STORY 01
一人ひとりの声に応える
まっすぐな看護を
病棟看護師
2019年入職
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STORY 02
責任感と
情熱の看護で、命のそばに立ち続ける
ICU看護師
2021年入職
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STORY 03
災害現場で学んだ看護の本質
DMAT
2008年入職
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STORY 04
その人らしい生活をつなぐ看護師でありたい
退院調整看護師
2007年入職
STORY 01
一人ひとりの
声に応える
“まっすぐな看護”を
病棟看護師
2019年入職
「寄り添う」を
かたちにする看護
私が看護の現場で一番大切にしているのは、患者さんの気持ちにしっかり寄り添うことです。入院患者さんが抱える不安やストレス、痛みを感じ取れるよう、患者さんの立場に立って、その方の目線で物事を見て、関わることを意識しています。「自分だったら」そう考えながら、表情や言葉のトーンにも気を配り、できるだけ安心して過ごしていただけるよう心がけています。病気や症状だけでなく、趣味やお仕事、ご家族のことなど“その人らしさ”を感じ取ることができたとき、初めて看護が本当に意味のあるものになると感じています。日々の小さな会話の中にある笑顔や変化が、私の原動力です。また、姉も同じ病院で看護師をしており、お互いに相談し合える環境がとても心強いです。姉の姿を間近で見ることで、より良い看護を行うことでステップアップしていきたいと思うようになりました。姉は目標でありよきライバルです。
チームの中で、
信頼される存在で
ありたい
どんなに忙しいときでも、患者さんを優先する姿勢を大切にしています。入院生活は制限が多く、心細くなってしまう方も少なくありません。そんなとき、看護師が「近くにいてくれる存在」になることで、不安を少しでも和らげられたらと思っています。そのためには、ただ業務をこなすだけでなく、「気づく力」や「感じ取る力」が必要です。患者さんの表情や言葉にならないサインを敏感にキャッチできるよう、五感を働かせるよう意識しています。今後は多職種と連携しながら、感じた違和感をチームに共有し、より良い看護を実現できるような発信力を身につけていきたいです。信頼される看護師として、仲間にも後輩にも、優しさと実行力のある姿勢を伝えていけたらと思っています。
STORY 02
責任感と
情熱の看護で
命のそばに
立ち続ける
ICU看護師
2021年入職
患者さんとご家族の
「その人らしさ」に
寄り添う
ICUでの看護は、常に緊張感と隣り合わせです。状態が不安定な患者さんに向き合う中で、表情やバイタル、わずかな動きからその方の「声なき声」に耳を傾け、少しでも安楽に過ごせるよう考え続けています。特に心を込めているのは、患者さんだけでなくご家族の思いにも寄り添うことです。面会制限がある中での不安や葛藤、看取りの場面での後悔や自責の念など、そういった気持ちに寄り添い、医師との面談を設けたり、ご家族にもケアに参加してもらったりすることで、「できることはやった」と思ってもらえるような支援を心がけています。意思疎通が難しい患者さんに対しても、できる限り快適に過ごしてもらえるよう観察を深め、その人にしかない反応を見逃さないようにしています。ICUという特殊な環境の中でも、患者さんとご家族の「その人らしさ」に寄り添える看護を、これからも追求していきたいです。
責任と情熱を持って
成長し続けたい
配属当初は不安が大きく、毎日が手探りでした。でも今は、重症の患者さんや急変の場面にも積極的に関わり、自分の言葉で多職種と話し合い、チームの中で看護を実践できるようになってきたと感じます。これまでの経験や学びを通じてアセスメントの幅が広がり、異常の早期発見や医師への相談もスムーズにできるようになりました。ICUには、私が目標とする先輩看護師がたくさんいます。目指すべき存在がすぐそばにいることが、何よりのモチベーションです。同じ疾患でも患者さんごとに状態は異なり、正解が一つではない分、毎日が新しい学びです。だからこそ、これからも集中治療や急性期について深く学び続け、アセスメント力やモニタリング力を磨いていきたい。患者さんやご家族の命と心に寄り添える、自信と責任のある看護師を目指していきたいと思っています。
STORY 03
災害現場で
学んだ
“看護の本質”
DMAT
2008年入職
現場に
“寄り添う力”を、
災害支援の最前線で
学んだこと
私はDMATの一員として、2024年1月の能登半島地震の際、石川県金沢市の拠点病院に派遣されました。混乱の中、限られた資源と時間で最善の医療支援を届けるため、チーム一丸となって動いた経験は、今でも鮮明に覚えています。特に印象に残っているのは、被災された高齢の方が「来てくれて本当に安心した」と涙を流された瞬間です。その一言に、看護の持つ力と意味をあらためて感じました。医療技術だけでなく、温かなまなざしや声がけが人の心を支えることを実感できた現場でした。災害現場では予測不能な事態の連続でしたが、「現場に寄り添う看護」とは何かを実体験で学んだ貴重な経験でした。今後も予測できない事態が起こったときに自信を持って支援に駆けつけられるよう、日々の学びを怠らず備えていきたいと思っています。
地域と人に
寄り添いながら、
頼られる看護師で
あり続けたい
約20年の看護経験の中で、私の看護観は大きく変化してきました。入職当初は一般病棟で日々の業務に精一杯でしたが、救急外来での経験を通じてあらゆる疾患に対応する幅広い知識と、多職種連携の難しさや面白さを学びました。救急の現場で培ったスピード感、判断力、チームでの連携は、今の看護に大いに役立っています。現在は再び一般病棟に勤務し、患者さんが安心して在宅に戻れるよう、生活背景やご家族の思いに寄り添った看護を心がけています。後輩指導では「安心して質問できる雰囲気」を大切にし、自身の経験からくる優しさと丁寧な言葉で成長を支えるよう努めています。チーム全体が安心して連携できる環境を整え、地域に根ざした医療に貢献できる「相談しやすく、頼れる存在」であり続けたいです。
STORY 04
“その人らしい生活”を
つなぐ看護師でありたい
退院調整看護師
2007年入職
患者さんの
“これから”に
寄り添う看護を
退院はゴールではなく、患者さんの「これからの生活」のスタートだと考えています。退院調整看護師として働く中で大切にしているのは、患者さんの生活背景や価値観を深く知り、思いに寄り添うこと。そして、その人らしく地域で生活できるよう、院内外の多職種と連携しながら支援することです。退院後の訪問では、ご家族と笑顔で過ごされる姿や、「やっぱり家が一番だね」という心からの言葉をいただくことがあり、そのたびに私自身も元気をもらっています。患者さんの何気ない一言や表情の変化を見逃さず、早期から記録に残し、チームで共有することでつながりを深めていくことを目標とし、そんな橋渡しの役割を、丁寧に積み重ねていきたいと思っています。
「患者さんを主語に」
最善の意思決定を支援
私は、患者さんの立場に立って考えることを常に意識し、患者さんの目線に合わせ、素直な思いを表出していただけるよう気持ちに寄り添う姿勢を大切にしています。また患者さんからの何気ない一言に耳を傾け、これまでの生活背景や大切にしていること、これからの人生をどう過ごしていきたいかなど、その方の個別性や多様性を理解し、一人ひとりの人生に寄り添った看護を提供できるよう努めています。そして、患者さんにとって最善の意思決定ができるよう、「患者さんを主語」に考え、その人に合わせた分かりやすい説明と誠実な対応を心がけています。今後も「その人らしさ」を引き出せる看護師であり続けるために、行動力と柔軟性を持って地域との顔の見える関係作りも大切にしながら、貢献していきたいです。
