医療・介護・
福祉機関の方へ

病診連携について

病診連携について

病診連携とは、病院と診療所が連携し、患者に包括的で一貫性のある医療サービスを提供する仕組みです。

  • 紹介・逆紹介の調整
    患者さんの症状に応じて、診療所から病院へ紹介または病院から診療所へ逆紹介を行います。
  • 紹介状・返書の管理
    医療情報の正確な共有を支援します。
  • 予約調整や受診支援
    紹介された患者さんの受診・検査の予約を取得します。また、逆紹介する患者さんの連絡や予約の調整をします。
  • 医療機関との関係構築
    地域の診療所に訪問し信頼関係を築き、連携体制を強化します。

紹介患者予約について

CT・MRI・PET-CT・胃カメラ等の高度医療機器を使用する検査予約についても、このシステムをご利用いただけます。

この患者紹介システムでは、各医療機関から予め患者さんの情報をFAXにていただき、診療科の受診日時の予約をお取りしています。

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    予約取得依頼(紹介受診者票等)

    地域の医療機関

    病診連携室

    「紹介受診者票」(様式12)に必要事項を記入し、病診連携室へFAXで送信してください。

  2. 2
    予約取得

    病診連携室

    外来・検査

    FAX受信後、診察・検査の予約日時を決定します。

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    予約票を送付(FAX送信)

    病診連携室

    地域の医療機関

    紹介医へ「病診連携紹介患者予約票」をFAXで送信します。

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    紹介状と予約票

    地域の医療機関

    患者さん

    「紹介状(診療情報提供書)」と病診連携室から送信された「病診連携紹介患者予約票」を患者さんへお渡しください。

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    来院

    患者さん

    紹介状受付窓口 ❸番

    患者さんは、診察・検査日当日「紹介状(診療情報提供書)」「病診連携紹介患者予約票」を❸番紹介状受付に提示してください。

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    受診

    紹介状受付窓口 ❸番

    外来・検査

    診察・検査結果等については、後日、紹介医あてに報告させていただきます。

豊橋市民病院(患者総合支援センター内)
病診連携室
電話 0532-33-3013
FAX 0532-33-3037

Aotake-netについて

Aotake-netは、地域の連携医療機関が患者さんの同意のもと、豊橋市民病院に保存されている診療情報の一部を、インターネットを通して閲覧することができるシステムです。

地域の連携医療機関が豊橋市民病院での処方(内服・注射)や検査、治療内容などを閲覧し、診療に反映させることで、切れ目のない安心な医療を提供し、従来にも増した「地域医療の質」向上を目指すものです。また、豊橋市民病院の予約を直接申し込むことができるため、スムーズな診療の連携が行えます。令和7年3月からは、CT・MRIの予約が Aotake-netで予約取得ができるようになりました。今後も Aotake-net を活用して、利便性の向上に努めてまいります。

Aotake-net利用者専用ページ

【予約登録】
  • CT・MRI検査予約
【閲覧できる情報】
  • 処方オーダ情報
  • 注射実施情報
  • 検体検査結果
  • 画像検査(生理、放射線、内視鏡)オーダ情報及び画像
  • 手術実施
  • 処置実施情報
  • 診療情報文書(手術記録、退院時要約、心電図検査結果、レポート等)

Aotake-netでは、患者さんの診療情報を守るために次のような対策を講じています。

  • 診療情報を閲覧できるのは、登録した医師または歯科医師に限ります。
  • 地域の連携医療機関において事前に本人または代理人から同意を得た患者さんの診療情報のみ閲覧できます。
  • 閲覧するためのインターネット用パソコンは、ウィルス対策ソフトウェアがインストールされている必要があります。

Aotake-netを利用するには、次の各項目のすべてを満たす必要があります。

  • あらかじめ豊橋市民病院へ利用申請を行い、許可された医師等とします。
  • Aotake-netを利用するための端末は、利用者にて準備していただきますが、「Windows系OS(Windows10以降)」のみ、ブラウザは「InternetExplorer11」以上が対象となります。
  • ウィルス対策ソフトウェアを導入し、常に最新のパターンファイルに更新する必要があります。
  • その他、豊橋市民病院地域医療連携ネットワークシステム利用規程に定める事項を遵守していただきます。

Aotake-netの利用者登録を廃止する場合は、利用者登録廃止届を豊橋市民病院 患者総合支援センター 地域連携担当に提出してください。

利用登録医療
機関総数
65件
(令和7年9月30日現在)
利用登録医総数 97人
(令和7年9月30日現在)
参加同意患者数 1826人
(令和7年9月30日現在)

※本資料は、各医療機関様にて患者さんへの説明用としてお使いください。

各種ソフトウェア等については、以下の専用ページ(バナーをクリック)からダウンロードできます。
専用ページの閲覧には、当院から発行された「利用申請結果通知書」に記載されている「利用者ID」及び「パスワード(初期パスワード)」が必要です。(ID及びパスワードには有効期間があります。有効期間後は専用ページの閲覧ができなくなります。)

Aotake-net利用者専用ページ
豊橋市民病院(患者総合支援センター)
住所 〒441-8570 愛知県豊橋市青竹町字八間西50番地
各種申請手続き・お問い合わせ窓口 TEL:0532-33-6111(内線1491) / 
FAX:0532-33-3037
受付時間 平日 8:30~17:00

地域連携について

地域医療支援病院とは

「地域医療支援病院」とは、かかりつけ医等の支援、これらの医療機関と役割を分担し、また互いに連携をすることで地域医療の充実を図ることを目的として2次医療圏ごとに整備されている病院のことです。
地域医療支援病院の承認は、都道府県知事が個別に行い、当院は平成26年9月26日に承認を受けています。

地域連携登録医制度

豊橋市民病院では、東三河南部医療圏内(豊橋、豊川、蒲郡、田原)にある地域の医科、歯科の医療機関の先生と相互の機能向上を図り、連携を深めることにより、地域医療の充実及び発展に資することを目的として、「地域連携登録医制度」を設置しています。
登録医は、紹介患者の予約を取得すること以外にも当院内の様々な施設、設備の利用が可能となります。また、当院から様々な情報を提供する広報誌「Bridge ~市民病院と地域をつなぐ~」を定期的にお届けいたします。

  1. 開放型病床 5床

    診察された患者さんに入院の必要が生じた場合、当院と登録医の先生とが共同で診療にあたることのできる病床です。

  2. 検査 胃内視鏡・CT・MRI・PET-CT・RI・骨塩定量
    測定・頸動脈エコー・心エコー・脳波

    検査のみのご依頼が可能です。検査後、医師の読影結果または所見を、ご依頼いただいた登録医の先生へ報告させていただきます。

  3. 院内施設 医学情報室(図書室)・研究室

    医学情報室(図書室)、研究室のご利用が可能です。(図書の貸出しはできません。)

  4. 研修会等のご案内 研修会・症例検討会等のご案内

    当院で開催する研修会や症例検討会等のご案内をさせていただきます。

  5. 文献複写サービス

    当院の医学情報室に所蔵されている文献の複写サービスを行います。また当院にない文献についても代行で取り寄せ医いたします。※取り寄せた場合1件あたり500円~

  6. 地域医療連携システム「メディマップ®」

    院内のデジタルサイネージ(大型モニター)や当院ホームページにて、登録医の先生方の施設情報をより分かりやすく、かつ充実した形で地域の方々へ発信してまいります。(施設の情報の掲示については、同意をいただいた場合に限ります。)

    詳細については、下記の「登録医のみなさんへ」をご覧ください

地域連携登録医として、登録医数は全体で635名(R7年3月末日現在)となっており、内訳は以下のとおりです。

種別 医師 歯科医師
(1)豊橋市内 236名 156名
(2)豊川市内 81名 49名
(3)田原市内 22名 21名
(4)蒲郡市内 36名 19名
(5)新城・北設楽・県外 14名 1名
389名 246名
635名

また、登録医のうち、以下は、当院ホームページへの掲載を希望された医師・歯科医師の所属する医療機関の一覧です。

次の地域連携登録医申請書等をご記載いただき、豊橋市民病院の地域連携室あて郵送、FAX、メールの何れかでご提出ください。ぜひ、登録医としてのご参加をお願いいたします。

各種研修の実施について

当院では、地域の医療従事者の方向けに様々な研修を実施しています。医療従事者のみなさんにおかれましては、ぜひ積極的にご参加ください。

地域連携広報誌「Bridge ~市民病院と地域をつなぐ」

地域連携パスについて

地域連携パスについて

当院は、重症度が高い患者さんに対して医療を提供する「高度急性期」の機能を持つ地域の基幹病院です。

地域の医療機関と協力して、それぞれの機能に応じた役割を果たしながら、患者さんが安心して地域で療養生活が送れるよう「地域連携パス」を積極的に活用しています。

これらの疾患は、高度急性期の治療が落ち着いても、もとの生活が戻るまでに、長時間かかることも少なくありません。しかし、当院の病院の性質上、患者さんの体力が戻るまで入院していただくことはできません。そのため、当院は、体力が戻るまでゆっくりと療養ができる地域の急性期、回復期、維持期の医療機関と連携し、適切な転院先を提案する「急性期連携パス」を提案しています。

メリット
  • 元の生活に戻るために、患者さんの状態に合わせて必要な急性期治療、リハビリテーション、また療養生活が提供できます。
  • 必要に応じて、早期から、介護サービスとの連携をすることができます。
運用中の連携パス
  • 肺炎
  • 尿路感染症
  • 整形外科メディカルケア
  • 地域医療連携

これらの疾患では、当院での高度急性期治療終了後、早期に自宅退院を目指すため、身体機能を回復させるリハビリテーションを受けて頂くよう専門的に行っている医療機関への転院を提案しています。

これらの疾患を持つ患者さんの多くは、長期にわたって通院することが少なくありません。当院への頻繁な通院は、学校や仕事等と両立していくのは、待ち時間や利便性など、患者さんにご負担をかけることがあり、容易ではありません。当院では、患者さんの負担軽減を考え、地域のかかりつけ連携医の協力のもと、必要時には当院がお受けする体制を維持しながら、自宅近くの医療機関に通院できる体制を整えております。

【市民のみなさんへ】

当院の地域連携パスに関するご不明な点は、主治医もしくは⑭窓口「患者総合支援センター」へご相談ください。

【医療機関のみなさんへ】

当院の地域連携パスに関する参加や運用等に関するお問い合わせなどございましたら、下記へご連絡いただきますようお願いいたします。

患者総合
支援センター

地域連携担当 0532-33-6111

(内線 1424)

介護福祉等連携窓口・人生会議(ACP)について

介護福祉等連携窓口について

このたび、豊橋市民病院患者総合支援センター内に「介護福祉連携窓口」を開設いたしました。患者さん一人ひとりに寄り添った支援が行えるよう地域で患者さんの生活を見守り、支えている介護福祉関係者のみなさんと当院をつなぐ橋渡し役となります。「介護福祉連携窓口」をぜひご活用ください。お待ちしております。

お問い合わせ先

豊橋市民病院(患者総合支援センター内)介護福祉連携窓口
電話 0532-33-6111(代表)(内線1424)
FAX 0532-33-6230(患者総合支援センター)

ACP(アドバンス・ケア・プランニング:人生会議)について

地域のかかりつけ薬局・地域災害応援ナースについて

地域のかかりつけ薬局の方へ

トレーシングレポート

トレーシングレポートとは、即時性は低いが患者の薬物療法の有効性・安全性上、重要な情報を得た場合に、医師にその内容を伝えるための服薬情報提供書です。当院では、がん領域におけるトレーシングレポートを開始し、情報の共有化を図ります。

運用方法
  1. 01

    保険薬局からトレーシングレポートをFAX
  2. 02

    薬局でレポートを集約
  3. 03

トレーシングレポートの提出先

薬局 調剤室 FAX番号

ただし、緊急性の高い場合、トレーシングレポートではなく通常の疑義照会を行うか各科外来へ連絡してください。

住所 〒441-8570 愛知県豊橋市青竹町字八間西50番地
各科外来 電話 0532-33-6111
受付時間 平日 8:45~16:30

がん化学療法レジメンの公開

はじめに

有効で安全な抗がん薬治療を目的として、保険薬局薬剤師などの医療関係者が利用するために公開するものです。
その他の目的で使用しないでください。

ご利用にあたっての注意事項
  • 当院の化学療法委員会で承認されたレジメンです。
  • 主に外来で使用するレジメンです。
  • 投与量やスケジュールは患者さんの状態によって変更される場合があります。
  • 公開内容は適宜更新を行います。
レジメンのダウンロード

大腸がん

非小細胞肺がん

小細胞肺がん

悪性中皮腫

非小細胞肺がん

胃がん

悪性リンパ腫

白血病

リンパ腫

骨髄異形成症候群

リンパ腫

多発性骨髄腫

リンパ腫

白血病

卵巣がん

子宮体がん

子宮頸がん

未掲載

未掲載

乳がん

レジメンのお問い合わせ
薬局 医薬品情報室
電話番号 0532-33-6111(内線1275)
E-mail p-renkei@toyohashi-mh.jp
受付時間 平日 8:45~16:30

地域災害応援ナース

愛知県看護協会が構築した、地域に限局した自然災害または感染症発生時に被災医療機関を地区支部単位で支援する仕組みのことをいいます。
https://www.aichi-kangokyokai.or.jp/publics/index/437/ (愛知県看護協会HPより)