病院紹介

当院の先進設備

高度な医療の提供は、
患者さんに優しい治療につながる。

身体への負担を少なく、より良く医療を提供できるよう、先進の医療機器や施設を整備することで、患者さんに適した治療法の選択を広げています。当院では先端医療機器や技術の導入と知識の習得に努め、患者さんを中心とした最適・最良の医療に取り組んでいます。

患者さんに優しい治療

  • 痛みや出血などを
    できるだけ少なくする

    安全性

  • 少しでも快適に
    検査・治療できる

    正確性

  • 検査や手術時間を
    短縮する

    機能性と効率性

ロボット支援手術は術後の痛みを緩和し、早期の社会復帰が可能となります。からだへの負担を小さく、快適に検査や治療が受けられる「患者さんに優しい治療」を目指しています。

機器紹介

手術支援ロボット ダ・ヴィンチ

手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いて行われる手術は大きな切開を必要とせず、内視鏡カメラや鉗子を差し込む程度の小さな穴を数か所開けて手術を行います。当院では、平成25年7月に東三河地域で初めて手術支援ロボットを導入し、同年10月より泌尿器科で腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術を開始して以来、婦人科、一般外科、呼吸器外科へと対象領域を拡げてまいりました。また、令和2年10月より手術支援ロボットを2台体制とし、更なる手術件数の増加を見込んでおります。

  1. 1.体への負担が少ない

    数か所の小さな切開部から手術を行うため傷が非常に小さいことから、術後の疼痛が少なく、早期回復が見込めます。

  2. 2.精度の高い手術が可能

    術者の医師は高精細な3D映像を見ながら、ロボットアームに装着された鉗子を操作します。鉗子は360度可動する上に手振れ補正機構も有しており、細かな作業でも正確に行うことができます。

  3. 3.ダヴィンチによる手術の安全性

    ダヴィンチによる手術を行えるのは特定のプログラムを修了した認定資格をもつ医師のみです。また、本製品に起因する重大な事故等は発生しておりません。

  • 前立腺
  • 膀胱
  • 子宮
  • 直腸

泌尿器科

2020年、東三河地区における当院への一極集中状況に大きな変化はなく、コロナ禍においても相変わらず忙しい日々を送っています。受診控えが増えるなかでも泌尿器悪性腫瘍に対する低侵襲手術は小切開手術、腹腔鏡手術を中心に相変わらず月単位の手術待機をお願いする状況です。
ロボット支援手術は、前立腺癌における前立腺全摘術、腎癌に対する腎部分切除術、膀胱癌に対する膀胱全摘術が標準治療になり、当科における日常的な手術の一つとなっています。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤等の新規薬剤を含むがん薬物療法の症例も増加の一途をたどるなど、泌尿器科悪性腫瘍の分野においてよりよい医療を提供する努力を引き続き続けていきます。4月から部長不在と常勤医の減少という危機的な状況になっていましたが、それを乗り越えるワンチームが出来上がった一年でもありました。

産婦人科

婦人科におけるロボット支援下手術(ダヴィンチ手術)は2018年に保険適応となりました。ロボット支援下手術の特徴は、通常の腹腔鏡下手術と比較して、手振れや操作する鉗子のブレがなく、非常に繊細な手術が可能で安全であり、手術中の出血量も少なく、創部の小さいため、術後の身体の回復が早く、早期に社会復帰が可能なことです。現在、子宮筋腫などの良性子宮疾患と子宮体癌1A期、子宮脱などの骨盤臓器脱に対してロボット支援下手術を行っています。手術件数は年間200例以上であり、多くの患者さんに対して本手術を行っています。

一般外科

胃がん、大腸がんへの外科治療には現在、開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術があります。後の2つはいずれも腹腔鏡を用いて小さな傷で手術を行うため、より体に優しい手術になります。ロボット手術はそのテクノロジーからより繊細な手術を展開でき、通常の腹腔鏡手術の短所を補うことができると考えられています。このロボット手術を導入することで胃がんではより低侵襲に、より合併症を減らします。また大腸癌、主に直腸がんでは骨盤内の神経を確実に温存することで排尿機能や性機能を温存できます。当院では2014年からこの手術を導入して、安全に行ってきた実績があります。ご興味がございましたら是非当院の外科にご相談ください。

呼吸器外科

当院の呼吸器外科分野のロボット支援下手術は2020年2月より開始しました。当初は肺癌治療の標準術式である肺葉切除のみでしたが、2021年からは縦隔腫瘍手術もロボット支援下に行っており、保険適応となる疾患すべての手術が可能となりました。当院の特色としましては、最大源に傷を小さく少なくしていることです。肺癌手術では1cm程度の小切開3〜5個と4cmの切開を1個開けるのが標準的ですが、当院では4cmの小切開1個のみで行いますので、術後疼痛の軽減が期待できます。手術を必要とされる患者さんが、1日でも早く元気に退院し社会復帰できますよう、常に最善の手術を心がけております。外来でお気軽にご相談ください。

令和2年9月現在

※下記は当院の算定実績(平均値)を元に概算を算出しており、患者さんの症状・入院日数により費用は変動します。

手術 入院日数 診療費
(10割)
3割 認定証区分
一般ウの場合
前立腺疾患 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 平均12日 1,600,000 480,000 93,430
腎疾患 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術 平均10日 1,270,000 381,000 90,130
膀胱疾患 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術 平均21日 2,300,000 690,000 100,430
直腸疾患 腹腔鏡下直腸切断術 平均17日 1,830,000 549,000 95,730
腹腔鏡下低位前方切断術 平均18日 1,930,000 579,000 96,730
腹腔鏡下直腸切除術 平均13日 1,540,000 462,000 92,830
胃疾患 腹腔鏡下胃全摘術 平均9日 1,640,000 492,000 93,830
腹腔鏡下胃切除術 平均10日 1,480,000 444,000 92,230
腹腔鏡下噴門側胃切除術 平均9日 1,550,000 465,000 92,930
肺疾患 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除または1肺葉を超えるもの) 平均7日 1,840,000 552,000 95,830
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 平均7日 1,300,000 390,000 90,430
胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術 平均5日 1,050,000 315,000 87,930
胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 平均5日 1,050,000 315,000 87,930
胸腔鏡下拡大胸腺全摘 平均7日 1,100,000 330,000 88,430
子宮疾患 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
(子宮体がん)ⅠA期の子宮体がんに限る 
平均6日 1,240,000 372,000 89,830
腹腔鏡下膣式子宮全摘術
(良性腫瘍)
平均6日 910,000 273,000 86,530
腹腔鏡下仙骨膣固定術 平均7日 910,000 273,000 86,530
腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
(子宮頸がん)自費診療
保険適応外となりますので、お問い合わせください
腹腔鏡下広汎子宮頸部摘出術
(子宮頸がん)自費診療

当院における手術実績は、以下のとおりです。

放射線治療装置 Vero4DRT

三菱重工業が京都大学や先端医療センターと連携して開発した純国産の高精度放射線治療装置です。比較的小さな病変を様々な方向から正確に照射する治療に適しています。脳や肺の定位放射線治療や前立腺の強度変調放射線治療などを多く行っています。

  1. 1.高精度な照射

    装置本体が円形になっており、照射部の重みによる位置ずれを抑え、様々な方向から正確に照射することが可能です。

  2. 2.迅速な位置合わせ

    瞬時に2方向の画像を撮像することができ、病変の位置を素早く合わせることが可能です。

  3. 3.患者さんにやさしい

    患者さんの乗った治療用ベッドを大きく動かすことなく、安全に頭側や足側からの照射をすることができます。

  • 脳腫瘍
  • 前立腺がん
  • 肺がん
  • 頭頚部がん
  • 転移性骨腫瘍

放射線治療装置 TrueBeam

高精度放射線治療を短時間に行うことが可能な次世代放射線治療システムです。広い範囲の複雑な形状の病変でも照射が可能です。様々な疾患に対応しています。

  1. 1.広範囲の治療

    がんの原発巣から転移リンパ節などを含めて一度に広範囲を照射することが可能です。また、全脳全脊髄照射や全身照射のような、さらに広範囲の特殊な照射も行うことができます。

  2. 2.マルチエネルギー照射

    様々なエネルギーのX線や電子線を照射可能で、病変の深さに合わせて最適な放射線を照射することができます。

  3. 3.正確な位置合わせ

    位置合わせ用のX線画像やCT画像を用いて、病変に応じた的確な位置合わせが可能です。

  • 肺がん
  • 乳がん
  • 食道がん
  • 子宮頚がん
  • 脳腫瘍
  • 頭頚部がん

検査装置 PET-CT

FDG-PET-CT(エフディージー-ペット-シーティー)検査はPETとCTを同時に撮影します。PET検査はブドウ糖の代謝が活発ながんを発見するために、CT検査はPET画像の精度を改善し、がんの位置を正確に把握するために行います。

  1. 1.短時間・低被ばく

    通常のPET装置と比べて検出器が25%広いため、短時間でPETの撮影ができます。また、この特徴を生かしてPET検査に使用する放射性医薬品の量を少なくすることもできます。CT装置は最新の画像再構成法によって低線量で撮影が可能です。

  2. 2.クリアな画質

    呼吸に合わせて撮影が可能であるため、肺や肝臓などでも呼吸の影響を受けることなく正確な位置とクリアな画質で診断できます。さらに一般的なPET画像の8倍以上の画素数での撮影も可能です。

  • がん全般
  • 心臓サルコイドーシス

血管撮影装置 ARTIS pheno

令和1年4月に増築された手術棟に「ハイブリッド手術室」が設置されました。ハイブリッド手術室とは、血管撮影装置が設置された特別な手術室であり、従来別々に行われていた外科的手術とカテーテル治療が同じ手術台で同時に行える手術室です。
安全に手術を行うために導入された最新型の血管撮影装置は、多関節のロボットアームが装備されており様々な方向から高精細の画像が撮影できます。また、CT画像の様な体の断面画像や立体画像などの情報も提供することができます。

  1. 1.スムーズな手術

    事前に撮影されたCTによるシミュレーション画像を術中画像に重ねて表示する事ができ、医師はスムーズに手術を行うことができます。手術室内のフリースペースを広く確保することができ、様々な体位の手術にも対応可能です。

  2. 2.より低被ばく、高画質

    手術中に撮影されるX線画像は低被ばくでありながら高精細な画像が撮影でき、手術を受けられる患者さん、医療スタッフにおいても安全な手術が実現できる装置です。

  • 胸部大動脈瘤
  • 腹部大動脈瘤
  • 外傷性血管損傷