病院紹介

豊橋市民病院に
ついて

院長の挨拶

豊橋市民病院のホームページにようこそ。

新型コロナウイルス感染症発生から、3年が経ちました。今まで感染症法での「2類相当」に分類されていたこの感染症は、5月8日より季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されることとなります。これにより、医療提供体制を含めた、これまでの各種の政策・措置が見直されます。欧米ではこのウイルスの抗体保有率が8割を超える国もありますが、日本はまだ4割強であり、十分な集団免疫を獲得したとはいえず、この感染症の終息には至りません。しかしながら、この3年間の経験で、ワクチン接種の有効性、感染対策、治療など多くのことがわかってきました。 当院においても、感染状況に応じて、いままでご迷惑をおかけしていました来院時の対応、面会制限などを緩和し、入院前、検査前のPCR検査などの縮小を検討して参ります。

話は変わりますが、2005年以降、東三河地域の人口は減少傾向にあり、65歳以上の高齢者は増加しています。当院は東三河で最大規模の急性期基幹病院として、急性期医療、先進医療、地域医療を中心に診療を行ってきました。高齢化により患者さんの多くは、多数の疾病を有しており、一旦低下した体力、筋力を回復させるには相当な時間と労力が必要であり、侵襲的な治療には限界があります。治療に当たっては、退院後の生活復帰を意識したケアも必要であり、言い換えれば、“治す”のではなく、”(病気を抱えつつも)家に戻って生活する”ための医療を考えなければなりません。退院後の生活を支えるためには、在宅での医療のみでなく、介護や生活支援も必要です。これらは、ひとつの基幹型急性期病院で行うことは不可能であり、生活の場の近くの病院(多機能病院)、診療所、訪問看護ステーションや福祉との協力・連携が必須です。当院は、当地域で暮らす人々の健康を守るため、地域の医療、福祉関係者と良好な協力関係を築いて参ります。

今まで同様、市民の皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和5年4月1日

豊橋市民病院 院長

浦野 文博

理念・基本方針

理念

信頼に応える技術と、人に優しい思いやりのある心を持ち、
地域に開かれた安らぎのある病院を目指します。

基本方針

  • 地域に開かれた信頼のある病院、患者に優しい思いやりのある医療を目指します。
  • 地域の基幹病院としてふさわしい高度な医療を提供するとともに、特殊医療、救急医療等を積極的に受け持ちます。
  • 基幹病院としての役割を担いながら、他の医療機関との間の有機的な連携のもとに当院の行うべき医療活動を推進します。
  • 医学及び医療技術の研鑚に努めるとともに、医学・医療の進歩に寄与します。
  • 研修医、医学部学生、看護学生、コメディカル、救急救命士などの教育を積極的に行います。
  • 地域住民の保健知識の普及に努め、健康増進活動に参加します。
  • 公共性と経済性を考慮し、健全な病院経営に努めます。
  • 安全医療の推進に努めます。