診療科・部門

一般外科

診療科のご案内

豊橋市民病院一般外科は、三河地方最大規模の年間1700件以上の手術を行い、「がん」のような専門性を必要とする疾患から、急性虫垂炎や胆石、鼡径ヘルニアのような日常的疾患、甲状腺、肥満外科治療などの代謝疾患、外傷や急性腹症のような緊急手術まで幅広く、地域医療に必要な外科的疾患を取り扱っています。また手術支援ロボットシステム(ダヴィンチ)による手術も2014年から他に先駆けて実施しています。診療に際しても、外科専門医7名を含む総勢20名の三河地方最大規模の外科スタッフで臨んでいます。

外来担当医表

第1診察室午前西野加藤曉折原古山小林
(心臓血管外科)
午後西野加藤曉古山
第2診察室午前藤井平松
(肥満外科外来)
田畑藤井山下
午後藤井
乳腺外来兼務※)
平松
(肥満外科外来)
田畑
乳腺外来兼務※)
藤井
乳腺外来兼務※)
山下
第3診察室午前深谷石井川島中島京鶴田
午後深谷石井川島中島京鶴田
第5診察室午前加藤岳中根青葉中島悠有元
午後田畑中根青葉中島悠有元
第30診察室午前田畑(移植)(移植)水谷脳神経内科
午後(移植)(移植)(移植)水谷

※乳腺外来は乳がんをはじめとする乳腺の病気診断、治療をしています。
※ストーマ外来(人工肛門トラブルに対処する)は予約制で、週に2回です。

代表的な疾患・治療

食道がんの手術は頚部胸部腹部と切除範囲が広範囲に渡り、非常に患者さんの体に負担が大きい手術です。以前は開胸手術をしていましたが、現在は患者さんの体の負担を少なくするため胸腔鏡を使った手術を行っています。それにより、術後の肺炎等の合併症の減少につながっています。リンパ節転移が著明な進行がんには3剤(ドセタキセル、シスプラチン、5-FU)の術前化学療法を、気管気管支を圧排したり、大動脈と広範囲に接していてそのままでは切除が難しい腫瘍に対しては術前放射線化学療法を行い、腫瘍を縮小させ、積極的に切除を行っています。当院の食道疾患の外科診療は、日本食道学会食道外科専門医、食道科認定医が担当しています。

開胸手術
胸腔鏡手術

当院の胃がんの手術治療は日本胃癌学会診療ガイドラインに沿った治療を行っています。早期胃がんに対しては腹腔下胃切除やロボット支援下による胃切除を行い、進行胃がんに対しては開腹手術を行っています。また最初は遠隔転移(大動脈リンパ節、肝転移、肺転移、腹膜播種転移等)があっても抗がん剤治療により、遠隔転移が消えた場合は積極的に切除を行っています(コンバージョン手術)。胃のGISTに対する手術治療は腫瘍の局所切除が基本です。腫瘍が噴門に近く局所切除が難しい症例では、消化器内視鏡医と合同で手術を行い、術中内視鏡にて胃内からも腫瘍を見ながら切除範囲を決めて極力噴門機能を残すよう手術をしています(LECS)。当院の腹腔鏡下胃切除やロボット支援下による胃切除は日本内視鏡外科学会技術認定の指導のもと行っています。

当院では例年、年間220件を超える大腸がん手術を施行しています。定型的な切除が可能ながんに対しては、お体への負担の少ない腹腔鏡下手術を主に行っています。一方で、例えば周囲の臓器に食い込む様な進行がんに対しては、がんの根治を優先し、開腹手術できちんと切除する事を優先しています。また近年発展の著しい抗がん剤治療も積極的に行い、予後の改善を目指します。「なんでも腹腔鏡下手術」や「なんでも開腹手術」ではなく、がんの病状や全身の状態、御年齢やお体の状態に応じて、患者さんにとっての最適な医療を目指しています。

肝臓がん・転移性肝腫瘍に対して腫瘍の場所や個数、大きさなどを考慮して開腹手術や腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡下肝切除術が保険で可能となってからは部分切除の多くは腹腔鏡で行い、腹腔鏡下胆嚢摘出術のような傷のみで手術可能です。肝臓の半分以上を切除するような高難度肝切除術も積極的に行っていますが、患者さんの状態手術の難易度に応じて名古屋大学病院や愛知県がんセンターなどの関連施設への紹介も可能です。

胆嚢に石ができることによって発症する胆石発作や胆嚢炎、胆管炎に対してもほとんどの場合、腹腔鏡手術を行っています。急性胆嚢炎で来院される場合でも患者様の状態によっては緊急での腹腔鏡手術も積極的に行っており、予定の胆嚢摘出術と同じように短期間での退院も可能です。胆管(胆汁の通る管)にがんができた場合は高難度胆道手術となりますが、当院でも多くの手術を行っています。

膵臓にがんや良性の腫瘍ができた場合、多くは手術治療が勧められます。多くの場合は開腹での手術となりますが、膵体尾部(膵臓の尻尾の方)に腫瘍がある場合は腹腔鏡手術も行っています。

乳房のしこり・いたみ・乳汁分泌・皮膚の凹みや発赤など、乳房に関わる症状のある方、自覚症状がなくても乳がん検診で、要精密検査となった方も診療します乳がんをはじめ、乳房に関する疾患(良性・悪性)を診断・治療します。乳がんは、女性が罹患するがんの中では最多です(国立がん研究センターがん情報サービスより)。患者さんは、若年から高齢の方まで幅広い年齢層にわたります。乳房に心配事を抱える女性に対し、根拠に基づいた診断・治療を行います。患者さんの希望を踏まえつつ、最も適していると考える治療をおすすめしています。

  • 詳細は、乳腺外科のページをご覧ください。

今日肥満(BMI25以上)は世界的な問題であり、わが国でも約3割が該当します。肥満に関連した疾患も多く、積極的な減量が必要な患者さんもいます。食事療法や内科治療だけでは困難な肥満に対して肥満外科治療が保険適応となり当科でもすでに30例以上の患者さんに行い、良好な成績を得ています。具体的には腹腔鏡手術を用いて胃をバナナのように細くし、元の胃の用量を半分以下にして食事を減らします。

  • 保険適応の詳細:
  • (1)BMIが35以上かつ6か月以上の内科治療でも減量効果がない方で以下の基礎疾患のうち1つを合併(糖尿病、高血圧、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群)している方
  • (2)BMI32~34.9でも糖尿病患者様で6か月以上の内科治療にもかかわらずHbA1cが8.4以上あり、糖尿病以外の3つの基礎疾患のうち1つを合併している方
  • BMIとは体重(kg)/身長(m)で理想体重はBMIが22となります。

そけいヘルニアは一般に脱腸とよばれ足のつけ根のそけい部が膨れる病気です。無症状の場合にはそのままでもよいですが、痛みを伴ったり嵌頓といって腸がはまり込んでしまう場合には手術が必要です。
手術は局所麻酔による方法と、全身麻酔による腹腔鏡下手術のどちらでも行っており、患者さんにあわせた術式を決定していきます。

虫垂炎、胆のう炎、腸閉塞などの腹部救急疾患については夜間、休日であっても24時間体制で診療及び緊急手術に対応します。
またこれらの緊急手術においても、病態に応じて腹腔鏡下手術も積極的に行っています。

クリニカルパス

クリニカルパス(クリティカルパス)とは、特定の疾患、手術、検査毎に入院中に実践する治療・検査・看護・処置・指導などをスケジュール表にまとめたものです。

腹腔鏡下結腸直腸切除術(入院期間:8日)

小腸ストマ閉鎖術(入院期間:12日)

開腹胃手術(入院期間:17日)

開腹結腸切除術(入院期間:14日)

膵頭十二指腸切除術(入院期間:24日)

人工肛門(ストーマ)造設を伴う直腸手術(入院期間:15日)

胃スリーブ手術(入院期間:12日)

腹腔鏡下胆嚢摘出術(入院期間:5日)

緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術(入院期間:6日)

現在実施中の臨床研究

豊橋市民病院一般外科では、以下の臨床研究を実施しています。

更新日:2022年11月02日

管理番号
023
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
外科手術症例
(オプトアウト:公開情報参照)
開始日
2011/01/07
終了予定日
研究情報
手術データベース登録について

管理番号
085
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
組織学的に大腸がん(腺がん)と診断された症例
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2012/05/17
終了予定日
2023/04/30

管理番号
220
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
切除不能進行再発大腸がん
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2015/07/16
終了予定日
2023/02/28

管理番号
270
院内代表者名
青葉太郎
研究の対象
胃ならびにその隣接臓器の良・悪性腫瘍
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2016/07/14
終了予定日
2024/12/31

管理番号
564
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
抗EGFR抗体を1次治療として投与する切除不能RAS野生型大腸がん
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2020/11/19
終了予定日
2024/12/31

管理番号
622
院内代表者名
青葉太郎
研究の対象
大腸がんに対して原発巣切除を予定している患者
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2021/08/25
終了予定日
2028/03/31

管理番号
629
院内代表者名
鶴田成昭
研究の対象
膵体尾部切除を受けた患者
(オプトアウト:公開情報参照)
開始日
2021/11/10
終了予定日
2022/12/31

管理番号
637
院内代表者名
青葉太郎
研究の対象
腹腔鏡下にリンパ節郭清を伴う胃切除(胃全摘)を施行する症例
(オプトアウト:公開情報参照 ※同意取得が可能な方からは直接同意を得ています。)
開始日
2021/12/01
終了予定日
2022/12/31

管理番号
641
院内代表者名
深谷昌秀
研究の対象
術前に胃腺がんもしくは胃神経内分泌腫瘍と診断され、D1+以上のリンパ節郭清を伴う胃全摘術もしくは幽門側胃切除術を行う症例
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2021/12/24
終了予定日
2024/12/31

管理番号
643
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
「イレウス」および「麻痺性イレウス」、「小腸イレウス」、「亜イレウス」、「術後イレウス」を主病名として入院した患者
(オプトアウト:公開情報参照)
開始日
2022/02/02
終了予定日
2023/12/31

管理番号
661
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
一般外科で全身麻酔手術を受けた患者
(オプトアウト:公開情報参照)
開始日
2022/04/06
終了予定日
2023/12/31

管理番号
670
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
胆道癌
(オプトアウト:公開情報参照 ※同意取得が可能な方からは直接同意を得ています。)
開始日
2022/05/11
終了予定日
2029/12/31

管理番号
671
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
がん性疼痛患者でオピオイド初回投与かつ疼痛が中等度(NRS4以上)
(オプトアウト:公開情報参照)
開始日
2022/05/11
終了予定日
2022/12/31

管理番号
672
院内代表者名
有元淳記
研究の対象
大腸癌に対して一般外科で切除手術を受けた患者
(オプトアウト:公開情報参照 ※同意取得が可能な方からは直接同意を得ています。)
開始日
2022/05/19
終了予定日
2023/12/31

管理番号
673
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
当院にて治療した悪性リンパ腫化学療法後の瘢痕狭窄症例
(オプトアウト:公開情報参照 ※同意取得が可能な方からは直接同意を得ています。)
開始日
2022/05/19
終了予定日
2023/12/31

管理番号
692
院内代表者名
平松和洋
研究の対象
内科治療を 6 か月以上継続している高度肥満で,今後内科的治療を継続または外科的治療を行う予定の患者
(対象となる方からは直接同意を得ています。)
開始日
2022/09/07
終了予定日
2028/10/31

スタッフ

出身大学
自治医科大学
指導医
  • 日本外科学会外科指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科指導医
  • 日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技術指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本乳癌学会認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
その他
  • 日本肝胆膵外科学会評議員
  • 臨床研修協議会プログラム責任者養成講習会修了
  • 日本医療機能評価機構CVC研修会受講
  • 名古屋大学医学部臨床講師
  • 緩和ケア研修会新開催指針周知のための指導者研修会
  • 令和2年度都道府県災害医療コーディネーター研修課程修了
  • 日本内視鏡外科学会ロボット支援手術プロクター認定
出身大学
名古屋大学
指導医
  • 日本外科学会外科指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科指導医
専門医
  • 日本食道学会食道外科専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
認定医
  • 日本食道学会食道科認定医
その他
  • 名大ネットワーク指導医講習会修了
  • 名大病院緩和ケア研修会修了
  • 名大病院CLS講習会修了
  • 最高質安全責任者(CQSO)養成研修修了
  • CQSO認定最高質安全責任者
  • CQSO認定医療安全管理者
出身大学
滋賀医科大学
指導医
  • 日本外科学会外科指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科指導医
  • 日本胆道学会認定指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本食道学会食道科認定医
  • 日本ロボット外科学会国内B級認定医
その他
  • マンモグラフィー読影医
  • 医学博士
  • Robo-Doc Pilot 国内B級
出身大学
福井大学
指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
その他
  • 名古屋第二赤十字病院緩和ケア研修会修了
  • 愛知県マンモグラフィ講習会受講
出身大学
名古屋大学
指導医
  • 臨床研修指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科指導医
専門医
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本外傷学会外傷専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
その他
  • 麻酔科標榜医
  • 日本外傷診療研究機構JATECコースプロバイダー
  • 米国外科学会ATOMコースプロバイダー
  • SSTTコースインストラクター
  • AHA-BLS・ACLSコースプロバイダー
  • Advanced MIMMSコースプロバイダー
  • 平成24年度豊橋市民病院緩和ケア研修会修了
  • 医学博士(名古屋大学大学院)
  • 愛知県救急業務高度化推進事業指導医講習修了
  • 第19回名大ネットワーク指導医講習会修了
出身大学
名古屋大学
指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
その他
  • 第19回全国労災病院臨床研修指導医講習会修了
  • 名古屋第一赤十字病院緩和ケア研修会修了
出身大学
信州大学
専門医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本乳癌学会乳腺認定医
その他
  • 第4回豊田厚生病院緩和ケア研修会修了
出身大学
山梨大学
専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • マンモグラフィー読影認定医
その他
  • 名古屋掖済会病院緩和ケア研修会修了
  • 乳房超音波講習会修了
  • ダヴィンチ サーティフィケイト
出身大学
杏林大学
専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
その他
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • マンモグラフィ読影講習会受講
  • 日本赤十字社認定後期臨床研修コース修了
出身大学
名古屋大学
その他
  • 安城更生病院緩和ケア研修会修了
出身大学
三重大学
その他
  • 第11回豊田厚生病院緩和ケア研修会修了
  • JATECコース修了
  • TNTコース修了
  • 第16回乳房超音波医師講習会受講
出身大学
獨協医科大学
その他
  • 栃木県緩和ケア研修会修了
出身大学
名古屋大学
その他
  • JATECコース修了
  • ダヴィンチサーティフィケイト
  • 平成30年度豊橋市民病院緩和ケア研修会修了
  • 第46回マンモグラフィ読影講習会修了
出身大学
岐阜大学
出身大学
浜松医科大学
出身大学
名古屋大学
その他
  • 令和2年度豊橋市民病院緩和ケア研修会修了
出身大学
名古屋大学
その他
  • 令和3年度豊橋市民病院緩和ケア研修会修了
出身大学
関西医科大学
出身大学
名古屋大学
指導医
  • 日本外科学会外科指導医
  • 日本消化器外科学会消化器外科指導医
  • 日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技術指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本消化器外科学会消化器外科専門医
認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
その他
  • 名古屋大学医学部臨床教授
  • 日本肝胆膵外科学会評議員
  • 緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了